デザインと没頭
新卒ではビジネス職選考でしたが、縁あってデザイナーとして入社するという珍しいルートでキャリアをスタート。
入社から3年弱は、デザインとマークアップに明け暮れる日々。
毎晩遅くまで制作に没頭する中で、デザイナー組織の立ち上げや大規模イベントの運用企画など、多くの「打席」に立ちました。
タイピングがろくにできず、メンターに無刻印HHKBを渡されたのはとてもいい思い出です。
いまだに最も使うキーボードです。
エンジニアリングの始まり
プロダクト開発に携わるうち、気づけばエンジニアリングに触れる時間が長くなり、フロントエンドエンジニアへジョブチェンジ。
大規模改修(リアーキテクチャ)のリードやデザインシステムの構築など、技術的に背伸びが必要な場面も多々ありました。
決して器用なエンジニアではありませんでしたが、泥臭くコードを書き続ける中で、先輩方に育てていただきました
新規事業と越境の始まり
5年目からは新規事業の立ち上げに参画。
PdMとして振る舞い、スクラムを本格的に学び始めたのもこの頃です。
今でこそ「FDE(Front Design Engineer)」という言葉がありますが、当時はまさにその先駆けのような動きをしていました。
午前中に顧客先で「モブデザイン」を行い、夕方にはプロダクションリリースする。
たった1年でしたが、濃密なサイクルを回し続けました。
この頃から複数のスタートアップのお手伝いを行いながらアーキテクトやPdMとして複数ドメインで活動を行っていました。
リードエンジニアへ、そして組織へ
6年目からは別の事業でリードエンジニアを務め、技術選定やワークフローの構築、プロジェクト推進に奔走しました。OOUI(オブジェクト指向UI)、UXジャーニーを用いた開発は、自身の設計思想に大きな影響を与えた経験です。
毎日CSチームと会話しながら業務を大きく改善し過去最大のインパクトを生み出せました。
組織構造とデリバリーの最適化
直近では、エンジニア組織の仕組みづくりや、デザイン・開発・QAに至るまでのデリバリー工程にAIをどう組み込むか、というテーマに取り組んできました。自分とは異なる職能(デザイナーやQA)のメンバーをマネジメントする機会に恵まれたことで、領域を横断した学びを得られたのは大きな財産です。
結果として、メンバーが大きく成長し全社表彰のステージに立ってくれたのは本当に嬉しかった。
次何をするのか
ClaudeやCursor、多くのAIとツールが出てくる中でマネジメントをしながらも、プレイヤーとして過ごしていた頃と同等の出力が出せるようになってきました。
そんな中で、「どう過ごせれば家族にとっても幸せで、自分も楽しいか」ということをよく考えるようになりました。
より大きな価値を生み出し、ユーザーの課題を解決し、チーム全員が成長し続けられる場所。そんな環境で、自分自身も熱量を持って事業に向き合いたい。その思いが、次の一歩への決め手となりました。
最後に、10年間お世話になったすべての方々へ。
キャリアの土台を作ってくれたこの会社には、感謝の言葉しかありません。ここで学んだ「越境する姿勢」と「粘り強さ」を胸に、春からは新しいチャレンジを始めます。次の会社の抱負はまた